【Vol.8】申込み開始前の情報整理


前回開催の準備期間中、自分の内から何度も聞こえる言葉がありました。

「新しいものを排除してはいけない」

日常で聞こえる、使い古された「昔はよかった」はもちろん

非日常を提供する場で、それを提供する側から聞こえてくる

「ここも変わってしまった」。


受容の手前、反発するプロセスなのかもしれないけれど、

あまりによく聞かれ、夏の始まりには同意している自分がいることに気づきました。


いけない。と強く反対方向へ引っ張る。

新しく入ってくるヒトは、たくさんの希望をもってやってくる。

今あるここ今いる人今ある仕組み

いくら「最善だ」と思っていても、

今いる人が、今ある仕組みで回し続けている以上

それは、昨日のもの。


新しく入ってくるヒトは、今あるここで、やりたいことがあって入ってくる。

今いる人たちにとって「そんなの我が儘だ」と思えてもちょっと待ってほしい。

新しく入ってくるヒトがやりたいことあるいは叶えたい姿

それはかつての自分達ではなかったか。

安定して回っているのは素晴らしいことです。

しかし、安定し続けるのは

変化を観察しつつも、新たに取り入れないという判断は

果たして「良い」と呼べるのでしょうか。

つまりは

バランスを見直しつづけることが大切で、

新しく入ってくる、

とはそのチャンスだということでしょう。


常に見直し続けましょう。

踏まえて思考すれば、「ここは譲っちゃいけないところ」と

思い込んでいた箇所の見直しも必要になってくるわけです。


さて、縁の下の手しごと商店では

お断りしていることがいくつかあります。

初回開催から比べてお約束も増えました。


次回開催申込開始前の今、いくつかピックアップして掘り下げてみます。


▼「売ること」ではなく「作ること」を大切にしている方…

開催概要の最初に書いてあり、繰り返し出てくる文言です。

お商売が悪と断じているわけではありません。

自分で作り、自分で持ち込み、自分で売る。

それを更に小さく分類し、「仕事だから仕方なく作っている」という方には、

手しごと商店を窮屈に感じるでしょう。


▼思想の広報活動やプレゼンテーション、講座や教室の勧誘を目的とした出店はできません。

注意事項の一番最初に書いてある文言です。

スクール系の「先生」の出店全てをお断りしているわけではなく、

展示の主たる内容が、勧誘や喧伝であってはいけないということです。

つまり参加費を払って作品のご案内や展示販売はそこそこに行い、

本当の出店目的は思想/講座のビラ配りや、他出店者へ勧誘だった…

なんてことは、決してあってはいけません。

また、休憩スペースをご自身の生徒さんや取引先で占有し、

「いくらで何を誰に売り込むと儲けがいくらで、次のねらい目は…」などと、

ビジネス会話を展開することはできません。


▼差入れについて

ごく最近追加され、要項や規約にこそないものの、準備期間にお伝えする注意事項のひとつです。

なぜかというと

「収拾がつかなくなるから」。

これを許可するとほんとうに、とんでもないことになるのです。 


▼買い物鞄持参について

来場者さんにお願いしています。

ただ、これについては「手しごと商店で用意しない」というニュアンスであり、現状は在廊販売の出店者さんが持ち込んだ自分の手提げを好意でシェアしています。

必ずすべての方にまんべんなくご用意できるとお約束できないので、お願いしています。

 また、蚤の市の古物については重たいものが多く、一度に多々購入される来場者さんがほとんどです。

搬入時に使用された各ご家庭の重量手提げを、そのままお預かりし購入者さんにご提供しています。

なので、搬出時にはご自身が搬出するための、新たな重量手提げをお持ちいただいています。 


▼決済方法について

縁の下の手しごと商店は現金のみ対応です。

商店の形をとってはいますが、実態は個人事業主の寄り合いであるためです。

この縛りがある関係で、販売価格が高額になる作家さんの作品が選ばれにくくなるというデメリットがあります。

スマート決済の導入は可能ですが、もしそうする場合出店者さんに現行以上の金銭的ダメージが発生します。

以下、やや過激で個人的な意見が含まれます。

高額な参加費に加え、場合によっては販売マージンがあり、

配送搬入では行きと戻りの送料負担。

自力搬入でも交通費の負担。

売上の入金際しては振込み手数料の負担。

そこに各種決済手数料の負担までも…?

どのくらいの額が差し引かれるかご想像いただけるかと思います。 


できる限り、出店者さんの世界を、価値を傷つけたくない手しごと商店で、

それはやりたくないなぁと

わたしはそう考えます。

どうしても導入するとなれば、在廊販売(3日間在廊)のみ、

自身で契約している決済方法のみ使用可能となるでしょう。

在廊販売にはマージンがありませんので、二重に取られることもありません。


はっきり言えることは

今の段階で、「手しごと商店が」現金以外の決済方法を導入することはありません。

ということです。


まじめで堅苦しい内容ばかりになってしまいました。

しかし、少なくともまじめなのだと伝わったら嬉しいです。


次の開催は11月。

募集開始は8月20日、昼の12:00スタートを予定しています。


次の投稿は、「募集要項の変更内容について」。

前回と変更点がありますので、ご案内いたします。


オーノアヤコ


/////////////////////////////


▽縁の下の手しごと商店Vol.8

売ることよりも「つくること」を優先する作家が集まった、期間限定ハンドメイド/クラフトショップです。 

テーマ:「 贈る 」

期間:2024年 11月15日(金)、16日(土)、17日(日)

搬入日:2024年 11月14日(木)

募集期間:2024年 8月20日(火) PM12:00~


/////////////////////////////


▼参加にご興味がある方へ

「募集要項」(外部リンク)

上記を参照の上、teshigoto.shyoten@gmail.com

または公式InstagramのDMへお気軽にご一報ください


/////////////////////////////


▼手しごと商店公式インスタグラム

https://www.instagram.com/teshigotonakano/

▼公式X(旧Twitter)

https://twitter.com/teshigotonakano

▼Web https://teshigoto-shyouten.storeinfo.jp/

▼Mail teshigoto.shyoten@gmail.com


縁の下の手しごと商店

ヒトとヒトがつながり ヒトとモノが出会い ヒトとヒトがコトを成す 手しごとを大切にする作家たちが集まって 2020年から、東京/中野の地で年2回開催 3日間限定で現れる小さなお店です