vol.4のことと、コトつくりに対する責任の始点のこと

4月初頭
縁の下の手しごと商店vol.4開催を決めてきた。
【 縁の下の手しごと商店vol.4 】
テーマ:秋の一つ星
期間:2022年 9月23日(金)~25日(日) 予定
時間:11:00~20:00
入場料:無料
場所:東京都中野区新井1-7-2 レンタルスペースIL REGALO
「中野駅」北口より徒歩約6分
※中野ブロードウェイを抜け、目の前の信号を渡る
※右手に進み、赤色で「薬師」と大きく書かれた銀の門をくぐる
※薬師あいろーど商店街入ってすぐ右手、駒形不動産のお隣です
以下は雑記。
自分の責任の範囲に慣れたつくりてと
点をはじめて打つつくりてが
手しごと商店でどうかかわるかという話。
出店希望のつくりては着々と、当日に向けた準備を進めている。
つくりてたちは、呼吸をするように創作している。

確立された出力方法での創作物制作はたしかに準備の一環であるが、
ここでいう準備とは、当日の展示方法だったり
告知の仕方だったり
あるいは苦手だと思い込んでいる出力方法との示談だったりする。

前回と同じことにはならない。
同じことにするというのは、実はとても難しいことではないのかと感じる。
完成された、すくなくとも受けとりてにとって完璧な形でなければ
日々全く前回と同じことにする
ということは出来ないんじゃないのか。
縁の下の手しごと商店はとても流動的だし
ガチガチのマニュアルのなかから生まれるものを扱っているつもりはないし
(作家自身が自分に課している枠組みや仕組みはあれど)
つまるところ
散歩道の途中に現れる原っぱなのだ。


さて前回、「やっちまった」ところ
恐らく時間制限と、場に慣れていないサポーターへの、指示系統不良が問題なのではないかと感じる。
であるならば調整も修正もきく。
ガチガチにマニュアル化できることろである。
同じことにはなりません。大丈夫。
あとは出店希望のつくりて個人個人が
どう自分の範囲で責任をとり
どう自分以外を巻き込めるか
手しごと商店の当日の動きそのものや
空気のようなものや
そのあとの流れなんかも変わってくる。

責任を取る範囲
頼ってもいいといえる範囲の線引き
最初はわからなくて当たり前。
最初は全部自分の責任でやってみる人
とっくに自前で個展を開いているでしょう。
ここにたどり着いて、一緒にやってみたいと思った方
まず、最初の線をどこに引くべきか考えましょう。
始点はあなたの作品や、つくる理由。
線の方向は今後、あなたの作品やつくる理由をどう届けたいか。
その線のまわりには、あなたをとりまくたくさんのヒトがいます。
最初の線は一緒に引きましょう。
2回目、3回目と引いていけば、自分なりの線の引き方が分かってくる。

ものの例えで
「自転車と一緒だよ」がある。
一度覚えれば、しばらく取り扱わなくても、その取り扱い方をどこかで記憶しているという話だ。
思考の癖というのは通常やっかいで
自分ひとりでやろうとすれば、最初の線引きだって
どこかで極端にふれていく。

自分と極端に違う接点もない他人では「はじめまして」も儘ならないかもしれないが、
自分と似ていても自分と違う選択肢を見た他人
そういう他人となら一緒にはじめられるのではないか。
そういう他人に補助輪となってもらい、背中を支えてもらい、転んだときには傷の手当てを手伝ってもらう
そうしているうちに、自分ひとりで作り上げた思考癖ではなく
自分ひとりで作り上げたものに限りなく近いが思考癖にはまっていない「自転車と同じだよ」が現れる。
それは新しい思考回路として、思考癖のバランスをとるために役立つかもしれない。

いつかひとりだちをしましょう
という結論になるのかもしれないが、
ここで最初の点を打ち
線の方向に迷ったとき
また戻ってこられる場所として、手しごと商店を覚えていてほしい。
結構本気でそう思っている。

オーノアヤコ

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▼手しごと商店公式

縁の下の手しごと商店

ヒトとヒトがつながり ヒトとモノが出会い ヒトとヒトがコトを成す 手しごとを大切にする作家たちが集まって 2020年から、東京/中野の地で年2回開催 3日間限定で現れる小さなお店です